OFDMのベースバンド信号は、図12で示す式で生成されます。 しかし、これを直接的に生成するには、
が必要となり、非現実的です。 そこで、1971年に提案された、離散フーリエ変換(DFT)を用いる方法があります。 図18のように、複素等価ベースバンド信号u(t)を定義します。 それをシンボル区間TでN点のサンプリングを行います。(図19) N個の複素データシンボルdnを逆離散フーリエ変換し、連続信号にすればu(t)を生成することができます。
図18:複素等価ベースバンド信号の定義
図19:N点サンプリング式
現実的なOFDM変調器の構成は、図20のようになります。
図20:OFDM変調器
搬送波帯信号s(t)にcos(2πfct)をかけて、LPF(Low Pass Filter)を通すと、図21のようにOFDMベースバンド信号を得ることができます。 復調においても、DFT処理を行うために、図22のような計算をする必要があります。 以上より、u(t)を求めることができます(図23)。 サンプリング後、DFTすることでdnが求まります。
図21:OFDMベースバンド信号の抽出(1)
図22:OFDMベースバンド信号の抽出(2)
図23:複素等価ベースバンド信号の抽出
一般的なOFDM復調器の構成は、図24のようになります。
図24:OFDM復調器